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軟式ボールが12年ぶりに規格変更! 新軟式球について

更新 2017.1.30

新しい軟式ボール

皆さん野球の軟式ボールって知ってますか?
中が空洞になってるゴム製のボールなんですけど、これ日本のオリジナルなんですって。日本発。つまり海外に「軟式野球」っていうジャンルはないんです。
※Wikipediaによるとキューバでは少年期に軟式野球をやることもあるそうです。

さて、本題ですが・・その「軟式ボール」の規格が12年ぶりに変わるみたいなんですよ!
ボールの詳細は?導入時期は? 軟式野球の特徴から詳しく書きたいと思います。

軟式野球の特徴

軟式野球 - Wikipedia

どう生まれたとかは全部Wikipediaに任せるとして、
軟式野球と硬式野球って競技的には似たようなものですが、実際にやると全然違います。

ザックリ例を挙げると

  • 球速が出ない(硬式-5~8キロと言われています)
  • ボールが飛ばない(飛距離が出ない)
  • 守備が難しい(バウンドが大きく、不規則)
  • バッティングが難しい(ボールが潰れるため、ライナー性の打球を打つのが難しい)

一昔前は「全然変化球が投げれない」っていうのがあったんですけど、
これはボールの規格変更で随分と改善されました。
現状、この「ザックリ挙げた例」が硬式野球との違いになりますが、
その「違い」をできるだけ小さくしよう!というのが軟式野球連盟の狙いです。

軟式野球を硬式野球に近づけるのはなぜか?

軟式野球は基本的に硬式に比べて圧倒的に安全な競技です。
単純にボールが柔らかいですからね。

軟式野球で使われるグラブは安い(硬式ほど丈夫な革を要求されないため)し、
硬式より軽いバットも使えます。(硬式は打球速度が上がりすぎると危険なのでルールで重量制限がある)

つまり「敷居が硬式野球より圧倒的に低い」のが、軟式野球のメリットです。
軟式野球から始めた子どもが硬式野球に移行し、トッププロになる。
この「流れ」をより多く作り出したいと考えているようです。

今年のドラフトで現役で軟式野球チームに所属している菊沢投手がヤクルトに指名されましたが、
「小中時代に軟式野球をやっていたプロ選手」は非常に多いです。
数え切れないレベルでいます。

ほかの理由として、一般的に「草野球」は軟式野球ですので、
学生野球、社会人野球をリタイアした選手が草野球(軟式野球)に移行し易いのもメリットですね。

軟式ボールの規格変更の歴史

あんまり昔すぎると僕も分からないんですけど、
1985年から2005年までの軟式球は「ティンブル」というくぼみのある、ゴルフボールのような球でした。

それが2006年から現在使用されている、ティンブルがほとんどない形状に変更されています。
縫い目(縫ってないけど)も若干高くなり、飛距離も10%ほどアップ。
縫い目が高くなった事で指にかかりやすくなり、「直球は伸びる」「変化球は曲がる」のが特徴で
実際に投球するとその明らかな違いに投手は大喜びしていましたね。
ほかに、2バウンド目以降の高さが低くなって軟式特有の「叩きつけ内野安打」が減っています。

しかし、その影響もあり軟式野球は以前より「投高打低」になってしまいました。
トップクラスの試合は基本的にロースコアです。
衝撃的だったのは第59回全国高校軟式野球選手権大会の中京高 対 崇徳高の「延長50回」の試合ですね。

【あの時・延長50回の死闘】(1)4日間10時間18分両投手1398球 : スポーツ報知

新軟式ボールの発売日・詳細

2017年末から発売予定、2018年より公式戦で使用開始ということで、まだ全ての情報が出ていません。
現在わかっている情報は

  • ティンブルが復活
  • バウンドが今より低く(15%抑える)
  • 反発力はほぼ変わらないか、多少アップ
  • 硬くなったが安全性の指標となる衝撃値は変わらない

というところです。 「より硬式に近く」というテーマで開発されたようで、
「バウンドを低くしつつ、飛距離は変わらないよう」に作ったと発表されています。

投手は「ティンブルがなくなって投げやすくなった」前例があるので、ティンブル復活に怯えていますね(笑)

大きさに関しても従来のA,B,C球からM.J球の二種類になるようです。

M球が中学生~一般でJ球が小学生以下。今までのB球(中学生用)から高校生~一般が使用していたA球と同じ規格となったM球を使用することになる中学生選手にはかなり大きな影響を与えそうです。

 

気になる「ビヨンド」への影響は?

軟式野球を知っている人なら一度は聞いたことがあるでしょう。
MIZUNO社の「ビヨンドマックス」というバットは軟式野球専用に開発された、
「飛ばすためのバット」です。

バットの一部(打撃部)を柔らかい素材にすることで、ボールの潰れを軽減して、
反発力のロスを少なくします。 体感で、普通のバットより10メートルは飛びますね。

各社からビヨンドに似たバットや、オリジナルの発想を持った「軟式専用バット」は多数発売されています。
この軟式ボールの規格変更で、バットにどういった影響が出るのかも気になるところですね。

まあ、「中が空洞のゴムボール」というのは変わらない以上、原理的な変更はありませんから
「いきなりビヨンドが飛ばなくなった!」ということはないでしょうね。

「たたき」はできるか? これからの軟式野球

前述したようにトップレベルの軟式野球は1点勝負です。
バント、盗塁はもちろんですが軟球の「バウンドする」特性を活かした
「たたき」という技術があります(動画は元プロ野球選手も所属する草野球チーム、東京バンバータより)


こういった軟式野球特有の技術にも、少し影響があるかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか?

公式戦に導入される2018年の軟式野球は大きな節目を迎えそうですね。